【目標達成!】ヨーヨー全国大会(JN)への出場

こんにちは、KimYasです。
2022年6月4日~5日に横浜で行われた、ヨーヨーの全国大会(JN)に参加してきました。
選手として初めて大会に参加したので、今回はその感想を書いていきます。
↓本番の様子はこちら(7:17:12~)

現場の雰囲気

私は今までずっと家で一人でヨーヨーを楽しんでいました。
なので、自分以外の人がヨーヨーを目の前でプレーしている姿を初めて目の当たりにしました。
他の人がプレイしている時の、あのシュコーーっというヨーヨーの音、バインドしたときのパシッという音を聞くだけで、気分が高揚しました。
しかもそれらの人の多くは、今まで動画で何度も繰り返し見てきた選手や、ショップのスタッフの方々。
これを一般的な感覚に例えると、テレビでしか見たことのない芸能界の方が目の前にいる、というのに近いかもしれません。
そんな方々を目の前にして、同じ空間でヨーヨーをプレイできたのが何よりも嬉しかったです。

選手としての参加

私は規定トリック競技 アドバンスド部門というカテゴリに出場しました。
こちらは16個のトリック(技)に挑戦し、その成功数を競うという部門です。

16個は全て得意という訳ではなく、苦手意識を感じているものもありました。
特に5Aトリックの「ハーフ・ビー・スティング」については成功率が極端に低く、体感では5回に1回決まればいいぐらい、というものでした。
直前まで重点的に練習し、これさえ決まればパーフェクトもあるかも…!と感じていました。
ちなみにこんな技です。

見た目は簡単そう…なんですが、ヨーヨーを切り返すタイミングがなかなかにシビアで、これが上手くいかないんですよね。

そして迎えた本番。ステージに出る直前には、自分でも分かるぐらい心拍数が急上昇していました。
ただ、幸いなことに私はそんな緊張感を楽しむことができるタイプなようで、ステージに上がってからは気持ちがスーッと落ち着いていきました。
できる範囲で練習は全てやった、という自信があったからかもしれません。

順番に司会の方から名前を読み上げられ、使用するヨーヨーの紹介が終わった後、いよいよトリックへの挑戦開始。
一つ目のトリック「スイングアンダーマウント・リピート」を行ってヨーヨーをキャッチ、よし成功だ、と思って顔を上げると、目をつぶって頭を抱えるジャッジの姿が…。
(↓模範映像はこちら)
模範映像と比べると、1回目のウェイトのスイングが足りていなかったかも…という感触がありました。
ジャッジの判断を待つこと5秒(体感10秒)、まぁいいでしょう!という感じでOKサインをしてくださいました。
一つ目を成功からスタートできて本当に良かった…。

その後の技は全て順調に決まり…と言いたいところですが、物事そうは上手くいかず。
ステージ上では普段練習している時とは違って力んでしまい、絶対に成功すると思っていた技でミスが出てしまいました。
今振り返ると、いつもより丁寧に確実にやろう、と意識したことで、変に力が入ってしまい、失敗に繋がったように思います。

また、ステージの床(黄土色)とストリング(黄色)とが同化して、ストリングが少し見にくかったように感じました。
ストリングやヨーヨーの色が会場の床や壁の色と同化する場合がある、という話は聞いたことがあったのですが、確かに!と思いました。
これを対策する手っ取り早い方法は、ヨーヨーやストリングは視認性が高い色(ピンクや緑?)を選ぶこと。
冷製に考えると、道具選びも実力のうちですもんね。

ただ、それよりも私が大事だと思ったのは、ヨーヨーやストリングを見なくてもできる程度まで、技の精度を上げること。
そうすれば、はっきりとヨーヨーやストリングを視認できなくても関係ないと思いました。
次に出場するときまでの課題です。

ちなみに、一番の懸念だった「ハーフ・ビー・スティング」は見事成功しました。
直前の猛練習の気合が効いたのかもしれません。

周りの人はみんな味方

トリックを失敗した瞬間、特にミスするはずがないと思っていた技を失敗した瞬間は、ガクッと気持ちが落ち込んでしまいました。
しかし、司会の方の「さぁ気を取り直していきましょう!」というアナウンスが私を救ってくれました。
その一言のおかげで、そうだ切り替えよう、まだまだこれから。と心から思い、1秒で気持ちを切り替えられました。

また、失敗した瞬間は、ジャッジが「あぁ〜、惜しい〜!」という表情とジェスチャーで一緒に残念がってくださり、一緒に寄り添ってくれてる感じがして暖かかったです。
ジャッジと選手とでは、判断する側とされる側という違いこそあれ、同じ空間と時間を一緒に過ごすのに変わりはなく、司会の方も観客の皆さんも他の選手もひっくるめてみんな味方なんだなあと心から思いました。
ヨーヨーの世界って、温かい。

本番終了

そうして本番は無事に終了。15分間過ごしたステージを去りました。
ただ、どうやら私は本番を終えた後に弱いようで、緊張感の解放から来る全身の倦怠感に襲われました…。
(しばらく動く気力が湧かず、近くのベンチで燃え尽きていました。)

とはいえ、自分の力を全て出し切った感覚はありました。
16個中4つの技を失敗してしまい、結果としては思っていたものに届きませんでしたが、これが今の自分のベストです。
まだまだ上を目指せる余白がある分、ある意味これからが楽しみでもあります。

まとめ

私は前回の記事で、こんな目標を掲げていました。

  • 2022年12月31日までに、1A~5Aの5つのスタイル全てにおいて、公式ヨーヨー検定3級のトリックを4つずつできるようになる
    (=規定トリック競技 アドバンスド部門に出場する)。

当初の予定よりも早く、この目標を達成できました。
ブログにこうして目標を宣言していたことで、大会出場という行動を起こせたと思っています。

2年前に遊びから始めたヨーヨーが趣味となり、そして今や競技ヨーヨーの世界に足を踏み出している自分がいます。
一つ一つ、目の前の小さな目標を達成していくことで、振り返ればスタート地点からは考えられないような所まで来ている。
そんなヨーヨーは、私にとって大切な存在であり、人生そのものでもあります。

次なる目標は、フリースタイル競技B部門(WJ)に参加し、音楽に合わせてみんなの前で演技をすること。
必ず、実現します。

KimYas