【徹底攻略】規定アドバンスド部門&フリースタイル B部門 -2023年全日本ヨーヨー選手権地区大会(西日本)-
こんにちは、KimYasです。
この度、2023年1月29日(日)に開催されたヨーヨーの地区大会に参加してきました。
今回はその大会の様子を振り返っていきたいと思います。
特に、規定アドバンスド部門にこれから参加しようと思っている方には、きっと参考にして頂ける部分があるかと思います。
是非最後までご覧ください!
前日までの練習
できる限り本番と同じ環境を作って練習するよう心がけました。
特に規定アドバンスド部門は2023年から新ルールとなったため、これまでとは練習の仕方がかなり変わりました。
準備が少し手間ですが、5スタイル分のヨーヨー(予備も含めて合計8個!)をしっかり準備して本番用の音楽を実際に流して練習するという、通し練習を入念に行いました。
これにより、次のことに気づけました。
- 3Aパートは1回でもミスすると、コンプリートボーナスを貰うのがかなり厳しくなる
- ミスすると落ち着いて立て直す暇があまり無い
- 3A, 4A, 5Aパートは予備のヨーヨーを用意するのが望ましい
この新ルールでは音楽に合わせて3A→4A→5A→1A→2Aという順番でトリックを行っていくのですが、一番の鬼門は最初の3Aパートです。
私が選択したトリックの難易度自体はそこまで高くないのですが、各トリックを行うのにはそれぞれ7~8秒を要するため、3つのトリック全てを順調に成功させても制限時間の30秒ギリギリになります。
特に、満点を目指す方にとって必須のトリック「EH・ガンスリンガー」は、15秒ぐらいかかります。これをミスするとかなり厳しいです。
一応、スタイルチェンジ時の10秒間も引き続きプレイできるのですが、3Aはヨーヨーを手から外すのにも時間がかかるので、できれば30秒で収めて次の4Aパートにゆとりをもって繋げたいものです。
ということで、3Aパートではノーミスを前提として、各トリックを慎重に、キャッチの瞬間まで丁寧にトリックを行うよう心がけました。
バインドミスやストリングヒットミスも失敗扱いになるので、本当に本当に気を配りました。
さらに、「EH・ガンスリンガー」のように、左右交互にプレイをする系のトリックを選択している場合は、利き手でない方の手からプレイするのがおすすめです。
苦手な方からプレイすることで、仮にミスした場合でも時間のロスを最小限にすることができます。
是非、参考にしてみてください。
一方で、4A以降のパートは多少ミスをしても十分に挽回可能です。
1つのトリックに要するのは数秒程度であり、やり直しをするゆとりがあります。
試行回数を増やして、ある程度大胆に、思い切ってトリックに臨むのがおすすめです。
また、予備のヨーヨーはできるだけ用意しておいた方がいいかと思います。
特に3A, 4A, 5Aはミスして尋常じゃないぐらいストリングが絡まったり、ヨーヨーやカウンターウェイトがステージから飛んで行ってしまったりする可能性があります。
練習中に3Aで2個のヨーヨーが絡まってしまった時は、本当に悲惨でした…。
ステージ上では長テーブルに5つのトレイが並べられているので、そこにスタイル毎にヨーヨーを区別して置いておけます。
ヨーヨーを複数個お持ちで用意できる方は、是非準備しておきましょう。
そして最後になりますが、ルールはしっかり確認しておきましょう。
今回特に注目すべきルールは、成功/失敗の判定について。
JYYFホームページには、以下のとおり記載があります。
過半数のジャッジが「否」を上げた場合、再度同じトリックに挑戦するか、次のトリックに挑戦するかはプレイヤーが判断できます。
規定トリック競技アドバンスド部門 競技ルール (2023年改訂)
つまり、半分以上のジャッジが成功判定だった場合はクリアです。
ジャッジが3人ならば1人失敗判定でもクリアですし、ジャッジが4人ならば2人失敗判定でもクリアです。
ジャッジが偶数人だった場合、成功判定と失敗判定の人数が同じでもクリア扱いだ、というのは見落としがちなので、しっかり覚えておきましょう。
B部門もしっかり準備
規定トリック競技について長々と語ってきましたが、B部門にも出場するためそちらの準備も同時に行っていました。
本番同様に予備のヨーヨーをセットし、使用する音楽をかけて何度も通しで練習しました。
また、当日着用する予定の服を着て練習することで、できるだけ当日と同じ状況を再現しました。
練習でもなかなか完璧な演技はできませんでしたが、ある程度のところで切り上げて夜はいつも通りの時間に寝るようにしました。
普段から早寝早起きを習慣にしているので、この日もいつも通りの夜のルーティンをこなして就寝しました。
当日の過ごし方
朝はすっきり目覚めることができ、体調は万全でした。
いつも通りの朝食を済ませ、会場にはゆとりをもって到着しました。
会場にはたくさんの選手や関係者の方がいらっしゃり、自分もこの中の一人なんだな~と思うとなんだか嬉しかったです。
空き時間の練習は、軽くトリックの確認を行う程度にとどめ、最小限に済ませました。
ここまで来たら、あとは本番を迎えるだけです。
規定トリック競技アドバンスド部門
まずは規定トリック部門から。
ステージ上は思っている以上に眩しかったですが、ヨーヨーを見失うほどではなかったです。
前日までに準備を入念に行っていたので、本番には落ち着いて臨めました。
その甲斐あってか全15トリックを成功させ、満点を獲得することができました。
司会の三居さんから「完璧ですね!」と声をかけて頂き、とても嬉しかったです!
B部門フリースタイル
続いてB部門。
私の好きなアコースティックギタリスト・押尾コータローさんの曲「JET」で挑戦しました。
1分間の演技で挑戦したトリックは、次のとおりです。
難易度は、ヨーヨーストアリワインド様のYOYO TRICK DATABASEを元に記載しています。
トリック名 | 難易度 (レベル) | 自己採点 ○:成功 △:半分成功 ×:失敗 -:挑戦できず |
クロスラセレーション | 4 | ○ |
キャンディ・レイン1 | 6 | △ |
キャンディ・レイン2 | 6 | 〇 |
メルトダウン | 4 | 〇 |
ショックウェーブ | 8 | × |
ジェットモード | 7 | × |
イーライ・ホップ | 5 | ○ |
イン・アウト・イーライ・ホップ | 7 | ○ |
ユウキ・スラック | 6 | △ |
ショルダー・ウィップ | ? | - |
リップコード | 3 | - |
チェイン・リアクション2 | 4 | △ |
シーシック | 7 | - |
ボヨンボヨン | 5 | ○ |
ハンギング・ボヨンボヨン | 6 | ○ |
ブレインツイスター・コンボ | 3 | ○ |
ラセレーション・バインド | 6 | × |
チョップスティック・ラビット | 7 | △ |
アンダー・クイジボ | 6 | - |
序盤の立ち上がりはそこそこだったのですが、中盤からミスが続き、挑戦できないトリックが出てしまったのが悔しかったです。
特にジェットモード、ユウキ・スラック、アンダー・クイジボは練習に時間をかけていた分、本番で決めたかったです。
とはいえ、うまく決められた技もありました。
イン・アウト・イーライ・ホップは練習でスカることが多かったのですが、本番では綺麗に決まりました。
全体的には悔しさが残る演技ではありましたが、本番でベストなパフォーマンスができるように練習を積んだり、体調を整えたりできた点は良かったと思います。
そして、全出場選手の結果はこちらです。→WJ結果
EXE(20) | TQL(20) | VAR(20) | CLN(10) | MSC(10) | BDY(10) | SHW(10) | TOTAL |
12.0 | 12.0 | 10.0 | 3.5 | 4.0 | 4.5 | 5.5 | 51.5 |
得点は、思っていたよりもかなり良かったです。
特に、TQLで12.0点を獲得できたのが予想外でした。
本番で難易度の高い技を幾つか失敗したり挑戦できなかったものの、成功した技をしっかり評価してもらえたんだと感じました。
何より、前回の自分(→記事はこちら)が獲得していた9.3点からしっかり得点を上げることができたのが嬉しかったです。
今後の課題としては、トリックの成功率をあげること。
そうすればEXEが上がり、それに伴いCLNやBDYも上がってくれるはずです。
体感としては、練習での成功率が70%を超えていれば、本番でも自信をもって挑戦できると思います。
全体を振り返って
規定アドバンスド部門は、大満足の結果で終えられました。
B部門フリースタイルは悔しさは残るものの、やれることはやったという達成感がありました。
帰宅後にYouTubeLIVEを見返しましたが、演技中にたくさんのコメント・ご声援を頂いていたことを知り、すごく嬉しかったです。
また、当日WJ会場では、ずっとお話しをしたかったヨーヨーストアリワインドの城戸さんや岡田さん、そして他の選手の方に声をかけることができたり、c3yoyodesignのSimpsonさんに英語で話しかけることができたりと、自分から交流のきっかけを作ることができて良かったです。
誰かに声をかける時って、「今は忙しそうかな…?」などと気を遣い、無意識のうちに声をかけない理由を探してしまうことが多いのですが、今回は自分の殻を破ることができました。
今年は他の地区大会や全国大会に加えて世界大会もあるので、まだまだ楽しみが続きそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!