【観光スポット巡りだけじゃない】シンガポール旅行での学び5選


こんにちは、KimYasです。

先日、シンガポールへバックパック旅行に行ってきました。今回はその旅行での学びを記事にしてきたいと思います。

旅行記事によくあるような、「観光スポットの○○に行きました」や、「名物グルメの△△を食べました」みたいな内容ではなく、どんなことを経験し、そこからどんなことを学び取ったのか、ということをメインにお伝えしていきます。

それでは早速いきましょう!

KimYas

とはいえ、写真には観光スポットがしっかり出現します(だって映えるから…。)ご了承ください!

シンガポールを選んだ3つの理由

渡航先の国は、以下の条件で選びました。

  1. 公用語が英語である
  2. フライトが数時間程度である
  3. 攻略難易度がやさしい

まずは「1. 公用語が英語である」について。

私は普段から英語を学習していて、つい最近TOEICのスコアも更新しました。
(記事はこちら→https://kimyas.link/article/619

「せっかく学習しているんだから、この学びが実戦でどれぐらい使えるのか試してみたい!」と思ったのが、この旅行を企画した理由です。そのため、公用語が英語であることは第一条件となりました。

該当する国としては、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、フィリピン等です。

次に、「2. フライトが数時間程度である」について。

旅行を企画したのは結構急で、確保した日程も数日でした。そのため気軽にサクッといける近い国が条件となりました。

この時点で、ヨーロッパやアメリカ、カナダは除外されました。

最後に、「3. 攻略難易度がやさしい」について。

実は海外に渡航するのは人生初で、パスポートを使うことや、飛行機の国際線に乗ること自体が初めての経験でした。そのため余計な心配事をあまり抱えなくて済むよう、治安の良さや文化・宗教面を考慮しました。

これらの条件をもとに考えた結果、最終的にシンガポールを選びました。航空券やホテルの予約もスムーズにできたので、ラッキーでした。

こうして渡航先が決まると、細々とした準備もスイスイ進み、あっという間に当日を迎え、気づいたら出国し、現地に到着し、数日間堪能し、現地を出発し、日本に帰国していました。

ということで、ここからがこの記事メインの内容、「学び」についてです。

Ⅰ. 必要なのはちっぽけな勇気

この旅行の出発前、「色々な経験をする旅にしよう」と心に決めていました。

それは、単に観光スポットを周ったり名物グルメを堪能するのだけではなく、その土地の風土・気候・文化・人に触れ、そこでしかできない体験をするということです。

そうした体験は、ふとした瞬間に訪れました。

「この裏路地、ちょっと薄気味悪いけど歩いてみよう。」

「目的地まで移動するのは地下鉄が分かりやすくて楽だけど、バスやタクシーも使えそうだな。乗り方とかよく分からないけど、よし、乗ってみよう。」

「この店員さんの言っている意味よく分からん…分かるまで聞き返してみよう。」

こんな感じで、何でも経験だと思ってやってみました。結果的に良かったものもあれば、これはいまひとつだったなと思うものもありました。しかし、このような経験の積み重ねこそが、また新たな経験を呼び込む種となるのです。

そしてこういったイベントが目の前に現れた時、必要なのは「よし、行け!」と自分の背中をドンと押す、ちっぽけな勇気。

最初はなかなか勇気が出ません。やってみようかどうしようか迷っているうちに、タイミングを逃します。ついつい楽な、無難な方に流れてしまいます。

しかし、ここでえいやっと勇気を出して行動すると、案外何とでもないことが多く、ああ勇気を出してよかったなと思えます。そして次に別の機会が訪れたときには、勇気を出すハードルが下がっていることに気づきます。前回より容易く、より素早く、アクションを起こせるようになっているのです。

何でもまずは最初の体験をすること。勇気を出してやってみること。帰国後の今、自分の心に刻み込まれています。

2階バス最前列からの景色。勇気を出して乗って良かった!

Ⅱ. 日本の当たり前は世界の非常識

よく言われることかと思いますが、本当にそうだと思いました。

まずはお店の店員さんについて。

お店の中にお客さんがいないときは(場合によってはいるときでも)、店員さんはスマホを触っていたり、バックヤードにいたりすることが多かったように思います。また、会計の際にもたもたしていると、「早くしろよ…」みたいな感じで指トントンされたり、ジロっと見られたりと、露骨に嫌な対応をされました。

これは私が店員さんに文句を言いたいとかそういうことではなく、これが海外のスタンダードなのかもしれない、ということです。

逆を言えば、日本の接客業は本当に洗練されているということです。お客様ファーストの精神のもと、おもてなしの文化が広く浸透している。今までこれが普通だと思っていましたが、一歩日本から出てみると、決して当たり前のことではないと気が付きました。

気持ちよくお店で買い物ができたり、衛生的な環境で食事ができたり、スリやひったくりが少ない安心・安全な街があること。これらは私たちが生まれた時から当然のような顔をして身の回りに備わっていますが、実はこれらは先人たちの積み重ねによって形成された、大変有難いものであると実感しました。

Ⅲ. 聖地巡礼で世界を繋ぐ

映像で見たものが目の前に出現すると、特別な思いや興奮が湧き上がってきたりしますよね。

シンガポールは、劇場版名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)の舞台となり、様々な観光スポットやお店が取り上げられていました。私もこの映画は好きで何度か繰り返し観ていたので、シンガポールを実際に訪れる前から「この場所にはあれがあってこれがあって…」と頭の中で楽しくシミュレーションしていました。

そして実際に現地を訪れ、脳内のイメージと現実世界とが繋がった瞬間、うわーっと感動が沸き起こってきました。本当にこの建物やオブジェあったんだ、という驚きと興奮の感覚。空想と現実の一体感とでもいうのでしょうか。皆さんもきっと経験ありますよね。

芸能人やYouTuberを街中で目撃したり、アニメや小説の世界が再現されたテーマパークを訪れたりと、そういった時にこの一体感を感じると思います。

何でもオンラインで完結する現代ですが、ヒトという生き物が感じるこの一体感は、この先も存在し続けるはずです。オンラインとオフライン、一方が存在するから他方が引き立つという、持ちつ持たれつの関係をバランスよく構築することが、現代でチャンスを掴むカギだと思いました。

Ⅳ. 技術革新が海外旅行をイージーモードに

スマートフォンとクレジットカードさえあれば、簡単に海外旅行ができるんだと思い知らされました。

まずはスマートフォン。飛行機やホテルの予約・変更はもちろんのこと、GoogleMapの存在が本当に有難かったです。目的地までの最適なルートを瞬時に出してくれるおかげで、移動で迷うことが全くありませんでした。

また、シンガポールでの移動はバスが便利だったのですが、どこで降車すべきかバス車内でのアナウンスを聞き逃しても、GoogleMapで現在地を追っていれば問題ありません。現地の地理に詳しくなる必要がないのであれば、がっつり頼ってしまえばいいと思いました。

次に、クレジットカード。お店での通常の使用に加え、キャッシングによって現地通貨をその辺のATMから引き出すこともできましたし、非接触型のタッチ決済によって、電車やバスで交通系ICカードのような使い方もできました。おかげで日本出国の時点で現金はほとんど持たずに済みました。

スマートフォンとクレジットカードの設定を事前にちゃちゃっと済ませておけば、ストレスフリーかつスマートに海外旅行ができる。今まで海外旅行というものに対して私が勝手に作っていた見えない壁が、ガラガラと音を立てて崩れ去った経験でした。

Ⅴ. 世界はひとつ

シンガポールは多民族国家ということで、マレー系、インド系、中華系などの方々が多く住んでいます。それぞれ文化や宗教が異なり、服装も異なっています。

そしてシンガポールのチャンギ国際空港に降り立った瞬間、到着口ではこのたくさんの民族の方々が、色とりどりの服装で、飛行機から降りてくる人を待つ姿で賑わっていました。久しぶりの再会に抱き合い、手を叩いて喜ぶ大勢の嬉しそうな表情を見て、ああ世界は一つなんだなあと心から実感し、感動しました。

国籍も、人種も、民族も、文化も、宗教も、全部ひっくるめて私たちは同じ人類なんだと。ここにいる全ての人が皆幸せを願い、生きているんだと。これらの想いが一斉に胸に押し寄せてきたこの感動を、私は生涯忘れることがないでしょう。

Beasts=他民族と考えてみてはどうでしょうか。
Beasts=他民族と考えてみてはどうでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はシンガポール旅行について、単なる旅行記ではなく、現地での体験から得た学びを記事にしました。何か一つでも参考になるものがあれば嬉しいです。

KimYas

最後までお読みいただきありがとうございました!