【大人の英語学習法3選】気づいたらTOEIC 800点を獲得していた話
こんにちは、KimYasです。
先日受験したTOEIC®Listening & Readingテストにて、800点を獲得しました。
今回はここに至るまでに私が行った学習法・学習習慣を3つ紹介したいと思います。
【前提】TOEICで高得点を取るのが目的ではない
最初にお伝えしておきたいのですが、本記事で紹介するのは、英語を学習すること自体を楽しみながら日々の生活に取り入れる方法です。
決して、最短でTOEIC高得点を獲得するのに有効な方法ではありません。
そのため、例えば「就職や進学のために、半年以内にTOEICスコアを今より100点アップさせたい」といった人にはあまり向かないかもしれません。
一方で、長期的に英語力を高め、ListeningやReading以外の力(特にSpeaking)を伸ばしたい人には自信をもっておすすめできる内容となっています。
時間的な制限がない環境で、楽しみながら英語力を高めたい方は是非ご覧ください!
【第3位】Alexaを英語モードにする
Alexaとは、Amazonが開発したスマートスピーカー用のAIアシスタントです。
(本記事では、Alexaを搭載したスマートスピーカーのことをAlexaと呼びます。)
皆さんの中にも、Alexaをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「Alexa, 音楽をかけて」
「Alexa,今日の天気を教えて」
といった具合で話しかけることにより、音楽を再生したり天気予報を確認したりできます。
大雑把な指示でもある程度認識してくれるため、気軽に使えるのが特徴的ですね。
さて、これを英語でやりましょう。
やることは簡単で、お持ちのAlexaの設定言語を日本語から英語に変更するだけです。
さあ、これでAlexaは日本語の指示を一切受け付けなくなりました。
試しに「Alexa,おはよう!」と話しかけたら、
"Ohio, officially the State of Ohio is a state in the Midwestern United States. Of the fifty U.S. states, it is the ..."
とオハイオ州について教えてくれました。知的ですね。
こうして強制的に英語を話さなければならない状況にすることで、毎日数分だけでも海外留学をしている気分になれます。
何より、かなり発音を意識して話しかけないと、Alexaは理解してくれません。
「アレクサ、テ、テル ミー ウェザ、ウェザー インフォメーション…」
などとカタカナ英語で話しかけようものなら、
"Sorry, I don't know that."
とバッサリ切り捨てられます。悲しいですね。
最初は苦労しますが、AIが相手でありながらもいわゆる「生きた英語」でのコミュニケーションの練習を積むことができます。
慣れてくると話しかけるのがだんだん楽しくなってくるので、是非トライしてみてください。
私は毎朝、"Alexa, read CNN news." と話しかけて、アメリカのニュースチャンネルCNNを流してもらっています!
【第2位】海外ドラマ「Frends」を英語字幕で観る
アメリカのテレビドラマ「Friends(フレンズ)」は、1994年から2004年にかけて放送された、10シーズン全236話のコメディドラマです。
制作から20年以上が経つ現在でも世界中で人気が続いており、Amazon Video やNetflix等のオンラインストリーミングサービスで観ることができます。
これを、音声も字幕も英語に設定して観ます。
いわゆる字幕版の映画(またはドラマ)は、音声は英語で字幕は日本語というものを指すかと思います。
この字幕を英語に設定するだけで、娯楽として楽しんでいた映画やドラマが、急に英語学習の教材へと姿を変えます。
ネイティブの話す速度はめちゃくちゃ速いです。
そしてその速度で字幕が読まれるので、字幕は一瞬で流れていきます。
これについていく練習を積み重ねることで、速読力が身につきます。
とはいえ、最初からこれをやるときっと挫折すると思います。
なのでまずは日本語字幕で観てストーリーの流れや内容を把握し、その後同じストーリーを英語字幕で見るのがおすすめです。
1話あたり20分ちょっとなので、日本語字幕→英語字幕と続けて観ても約45分です。
同じ話を2回観るのもなぁ…と思うかもしれませんが、Frendsは2回どころか何度観ても面白いです。
20年以上前の作品ですが、今でも十分に楽しむことができるので是非試してみてください。
ちなみに英語字幕に対応しているストリーミングサービスは意外と少ないです。
私が観ていた2020年頃はNetflixで観ることができていましたが、今は配信終了しているようです。
2023年3月現在は、例えばHuluで取り扱っているようです!
【第1位】小説「ハリーポッター」原作を音読する
「ハリー・ポッター」は、イギリスの作家J.K.ローリングによるファンタジー小説シリーズです。
映画は何度も地上波で再放送されているため、一度は観たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
私が子供の頃に小説を読んで以来ずっと好きな作品なので、大人になってから「何か英語の本を読んでみたい」と思った時に真っ先に思い浮かんだタイトルでした。
まずはお試しで1シリーズだけ読んでみたところ、原作だからこそ味わえるハリーポッターの世界観に魅了されました。
そこからAmazon kindle unlimitedにて全シリーズを少しずつ読み進め、約1年かけて全7シリーズを読破しました。
その後また1年かけて、気づいたら2周目も終わってました!
この時、文章をただ目で追って読むのではなく全てを音読しました。
ナレーション部分は事実を淡々と語るように読み、セリフの部分は登場人物になりきって感情を込めて読む、といった具合です。
こうして感情を乗せて、いわゆる「生きた英語」を話すことより、中学や高校でやっていたような教科書の音読とは全く異なる体験を積むことができます。
今振り返れば、ハリーポッターの原作を心から楽しむために続けたこの音読習慣が、SpeakingとListeningの力を伸ばす原動力となったように思います。
実際、小説の中で何度も出会った単語やフレーズは今でも強く印象が残っており、繰り返し発音したことで自分の身についたという実感があります。
今ぱっと思い出すのはこんな単語やフレーズでしょうか。
- ダンブルドア先生がハリーににっこり微笑みかけるときの "beam"
- ハーマイオニーが突然号泣するときの "burst into tears"
- マルフォイがハリーたちを嘲けり笑うときの "sneer"
- ホグワーツ校内の廊下 "corridor"
- 闇の魔術に対する防衛術 "Defence Against the Dark Arts"
どれも作中で何度も何度も登場したものたちで、現実世界でこれらの単語やフレーズが聞こえてきたときは瞬間的に意味が分かるようになりました。
("sneer"なんてなかなか使うことも聞くこともないかもしれませんが。)
「発音できない単語は聞き取ることができない」とよく言われますが、まさにそのとおりだと思います。
私の場合はハリーポッターで音読しましたが、好きな作品があれば何でもいいと思います。
受験や就職のためではなく、今の生活に少し彩りをプラスするために、音読にトライしてみてはいかがでしょうか。
大事なのは、自身が楽しんで続けられることです!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は大人の英語学習法3選を紹介してきました。
本記事を書くきっかけとなったのはTOEICで800点を獲得したことですが、冒頭でも述べたように、これら学習法はTOEIC高得点を最短で目指す方法ではありません。
時間的な制約に縛られず、どれも私が実際に楽しみながら英語学習を日常生活に取り入れた習慣たちです。
結果としてTOEICのスコアには結びついたものの、この習慣に終わりはありません。
これからも引き続き、ニュースを聞いたりドラマを見たり、本を音読したりしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
KimYas